鼻うがいは花粉症対策だけでなく慢性鼻炎や副鼻腔炎(蓄膿症)にも効果があるといわれるが

鼻うがいとは、花粉症対策に効果があるといわれ以前から注目されている鼻の病気の治療方法のひとつです。また、鼻うがいは花粉症の治療方法にとどまらず、他のアレルゲンが原因のアレルギー性鼻炎や、それ以外にも軽いものでは風邪や慢性鼻炎などへの対策に効果があり、そして副鼻腔炎(蓄膿症)や中耳炎などの鼻の病気にも効果があるといわれています。鼻うがいは方法として鼻の中に塩水を通過させて口から出すことによって、鼻腔内を洗浄・殺菌・消毒することなので、花粉症の人には花粉を鼻うがいによって洗い流すことで症状が軽くなりますし、他のアレルギー性鼻炎の人なら、そのアレルゲン(抗原)を鼻うがいで強制的に洗い流すことにより治療効果があるとされます。また、風邪や慢性鼻炎、副鼻腔炎(蓄膿症)など鼻の病気の場合には、鼻うがいによって細菌を殺菌することでその症状を軽減できますし、それら鼻のさまざまな病気による症状を軽減させることで、間接的に中耳炎の症状も緩和させる効果があるというわけです。

日本の鼻うがいとヨガのジャラ・ネーティ

鼻うがいは鼻をかむという行為だけでは出てこない、細菌やウイルス、アレルゲンを含んだ鼻汁を強制的に排出させる効果もありますし、塩水を鼻腔に通すことで、強制的に殺菌洗浄するという効果もあるというわけです。鼻うがいは以前は耳鼻科で頻繁に行われていた方法なのですが、最近では安易には鼻うがいを推奨しない医師も増えているようです。鼻うがいは間違った方法や器具を使って安易に行うと鼻の粘膜を剥離させたり場合によっては損傷を招く恐れもあるからです。このように鼻うがいは最近の日本では鼻の粘膜保護の面から花粉症や鼻の病気の治療方法として賛否が分かれていますが、ヨガの世界にも「ジャラ・ネーティ」という鼻うがいに似た鼻の洗浄方法があり、どうやら鼻うがいは日本だけでなく各国で用いられているようです。

いずれにしても正しい方法と安全な器具を使っておこないましょう

「ジャラ・ネーティ」も日本の「鼻うがい」とやり方が似ていて、やはり食塩水を鼻の中に通して洗浄するという方法です。ヨガで行われる「ジャラ・ネーティ」は歴史も長く、やはり日本の鼻うがいと同じで、これを行うことで鼻の粘膜が丈夫になって花粉やハウスダストなどのアレルゲンや細菌が起こす反応を抑える効果があると言われています。日本の鼻うがいもヨガのジャラ・ネーティも、最初は苦しく感じられますが、正しいやり方と器具で練習してコツを覚えてしまえば簡単なもので、免疫力を高めて抵抗力をつけるうえで大事だと考えられています。ただしこのヨガの「ジャラ・ネーティ」も日本の鼻うがいと同様、花粉症対策として取り入れるにしても、鼻の病気の治療や症状を軽減させるために使う時には、ヨガの指導者や耳鼻科医師などの指導を受けて正しい方法と器具を使って行うようにしましょう。

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